キミと恋の途中
「とにかく。俺はやらねぇから。」
「あっそ。欠点つくだけだけどな。」
ソファーで俺の顔も見ずに漫画を読み出している。
あいかわらず、ムカツクやつだ。
「どーでもいいけど。あと1分でチャイムなるぞ?」
「え?」
時計を見ると見事に1分前を指し示していた。
やべっ。
キーンコーンカーンコーン
俺はまた全速力で走り始めた。
越智のやろ~~っ
ガラッ
「すみません。遅れました。」
あ・・・・れ?
みんながバラバラに座っている。
とりあえず席に戻った。
「これ、何?」
「えっ。黒板見てみろよ。」
陸斗に言われた通り黒板に目をうつした。