キミと恋の途中
だから、誕生日は嫌なんだ・・・。
「はぁ~・・・。」
母さんは大のサプライズ好き。
物心ついたときから毎年誕生日はこんなカンジ。
低血圧な俺には苦痛・・・・。
さっさとTシャツを脱ぎ捨て服に着替える。
ガラガラガラ~
「ふぁ~あ!」
そして、ベランダで大きなあくび。
そーいや。まだケータイ開けてなかったな。
どこになおしたっけ?
パカッ
ーメール20通
えっ!?
ピピピッ
どれも誕生日おめでとー。メールだ。
「まめだな・・・。」
俺、こんなメール送ったことねぇのに。
とりあえず、『ありがとう』と返信した。