キミと恋の途中
・・・・・噛めねぇ。
なんだこれ?
俺はレタスから口を離した。
「母さん・・・・。コレ噛めねぇんだけど。」
「あらやだ~っあたしは作ってないから~♪」
ジッと信汰さんと越智を見る。
「「俺等も作ってないから!!!」」
「じゃあ。・・・誰が?」
バーン!!
勢いよく扉が開いた。
ゲラゲラ笑い声が聞こえる・・・
「「引っかかってるーーっ」」
こいつら・・・。
「おい・・・」
低い声で陸斗を睨んだ。
「そんな怒んなってー。眉間に皺できんぞ!?」
「あ?」
「お前・・・・。何しやがった。」
「何って・・・。わかんねぇの?」
俺はフォークでレタスを刺してみる。
・・・・。
「俺の父さん、シェフだから。いろいろ借りれるんだよね~☆」
「今すぐお前の口に詰めてやろうか?」
「まぁまぁっいつものコトだから。怒んないの~っ」
陸斗の横で俺をなだめる。
未麗も共犯か・・・。(怒)