ベランダには半分身を乗り出している母親の姿があった

私が住んでいたのは14階
ここから落ちればきっと即死だろう


「お母さんっ!!何してるの!?」

「離して!!」


「イヤや!!」


私が必死に母親の体をベランダに戻そうとすると
母親も正気になったのか
私の手をとりリビングに戻った


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