いきなり俺様彼氏!?
小さくため息をつくと、
「まえさ、お前みたいに見てた奴に写真、とられてたんだよね。」
と呟くように吐き出した。
「でさ、その写真売られるし、ネットには流出させられるしでさ。ほんとに迷惑だったの。」
そこまで言うと立ち上がって、ボールを片付け始めた。
「あっあの。」
遠慮しつつ話しかけると
「なんだよ?」
不機嫌そうに呟いた。
「いや、あのえっと…邪魔してごめんね。」
「ああ気にすんなよ。
てかこっちが悪いしな。
よしっと。かえるか。」
片付けを終えて、荷物を持ち上げながら
「家どっち?送ってくから。」