いきなり俺様彼氏!?


チリンチリン

自転車のベルの音が聞こえたので、
前を見ると校門の方に
佐々木くんの姿が、


「はやくこっち来いよ!おいてくぞ。」


なんかもう意味が分からないが
とりあえず私は走った。

「ちゃんと待ってたなえらいえらい。」

笑いながら頭をなでてくる佐々木くん。
顔がカァァアと熱くなる、これはヤバい。


「赤くなってる、可愛い。」

からかうように言いながら、冷えた手で私の頬を撫でた。


「からかわないでよ。」


怒ったように言うと、


「本気だよ。はよ後ろのり、ちなみにちゃんと捕まらな落とすから。」
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