君と学校で
「それにしても、なんであの二人一緒にいるんだろうね」

それは、私がここであの男子二人と話していた時も少し思っていた

月と太陽、性格も全然違う二人がなぜ一緒にいるのだろう?


「さぁ、でもあの二人、小学生の時は全然仲良くなかったんだけど」

「え?風音、あの二人と同じ学校だったの?」

「うん」

それは初耳だった。

「あの二人って小学生の時からもててたの?」

「そうだよ、今と同じくらいに」

やっぱりもててたんだぁ、でも小学生のときは仲良くなかったのに、なんで今は仲がいいんだろう?

私がそう考えてたときに誰かが保健室のドアをあけて入ってきた。

「こんにちはぁ~。水城さんげんきぃ?」

「げ!高橋だよ」

風音がボソッとつぶやいた。



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