君と学校で
「志音ちゃん、一緒に帰らない」
いつも風音と一緒に帰ってるけど、今日は一人で帰りたい気分だったから私は風音をおいて一人で帰っていた。
そしたら元部長の、田中桜に誘われてしまった。
「うん、いいよ」
たまには別の人と帰るのもいいよね
それに桜ちゃんには聞きたいことがあるし
「最近困ってる事ない?」
「困ってる事?」
いっぱいあります、とも言えない。
「樹里ちゃんの事とか。」
「え!なんで分かるの」
「だって私も、樹里ちゃんのことで悩んでたもん」
「桜ちゃんも?」
驚いた、桜ちゃんも考えていたなんて、じゃあ樹里ちゃんの事私よりも結構知ってるんじゃないかな…。
「何か知ってても教えないよ」
「私の心読めるのかっ!」
何も教えてくれないなんて、自分で何とかしろって事かな?
それができないから困ってるのに。
「悲しい顔、してたの」
「うん」
「最初会ったとき、優しそうな子だなって思ったし」
「うん」
「でも…部長としてどうすればいいのか、分からなかったから」
「…………」
「私は、頼りない部長だよ」
「…………」
「桜ちゃんは、何で私を部長に選んだの?」
「ん~直感?」
「直感って.....」
桜ちゃんは少し考えた後、私に質問をした
「志音ちゃんはどうしたいの?」
「え?」
「部長としてじゃなくて、志音ちゃんはどうしたいの?」
「それは…」
桜ちゃんは戸惑う私の背中をポンッと軽く叩いた
「私の直感は正しかったって証明してよね、志音ちゃん」
そういって桜ちゃんは走るスピードを速めた
それに追い付こうと私もスピードを速める
いつも風音と一緒に帰ってるけど、今日は一人で帰りたい気分だったから私は風音をおいて一人で帰っていた。
そしたら元部長の、田中桜に誘われてしまった。
「うん、いいよ」
たまには別の人と帰るのもいいよね
それに桜ちゃんには聞きたいことがあるし
「最近困ってる事ない?」
「困ってる事?」
いっぱいあります、とも言えない。
「樹里ちゃんの事とか。」
「え!なんで分かるの」
「だって私も、樹里ちゃんのことで悩んでたもん」
「桜ちゃんも?」
驚いた、桜ちゃんも考えていたなんて、じゃあ樹里ちゃんの事私よりも結構知ってるんじゃないかな…。
「何か知ってても教えないよ」
「私の心読めるのかっ!」
何も教えてくれないなんて、自分で何とかしろって事かな?
それができないから困ってるのに。
「悲しい顔、してたの」
「うん」
「最初会ったとき、優しそうな子だなって思ったし」
「うん」
「でも…部長としてどうすればいいのか、分からなかったから」
「…………」
「私は、頼りない部長だよ」
「…………」
「桜ちゃんは、何で私を部長に選んだの?」
「ん~直感?」
「直感って.....」
桜ちゃんは少し考えた後、私に質問をした
「志音ちゃんはどうしたいの?」
「え?」
「部長としてじゃなくて、志音ちゃんはどうしたいの?」
「それは…」
桜ちゃんは戸惑う私の背中をポンッと軽く叩いた
「私の直感は正しかったって証明してよね、志音ちゃん」
そういって桜ちゃんは走るスピードを速めた
それに追い付こうと私もスピードを速める