君と学校で
練習試合当日




人生、そう簡単に進むわけではない、2日練習して強豪チームに勝つ?


そんなのありえない?


ありえないなんて、ありえない。


私達はたったの2日でここまで上り詰めて来た。


試合残り5秒。


しかし、時間は流れずストップ。


コートには相手チームのキーパーと、私しかいない。

「志音!頑張れ!」

風音の声援。

「「「先輩頑張ってください!」」」

皆の声援。

「お願ぁい、いれないでぇ」

先生の願望。

「黙れクソ教師」

風音の暴言。


そう、これを入れれば勝利決定。先生の坊主


全ては私にかかっている。


「準備はいいですか?」

審判の人が聞く。私は小さくうなずく。


ピーーーーーーー!!


と大きな笛がなると同時に私は思いっきりボールを投げた!

狙いは左下


お願いします入って下さい。


ピーーーーーーー!!


とまた笛が鳴り


試合終了。


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