君と学校で
そんなこんなで学校登校。

7:00教室到着。

「……」

教室には誰もいない。

「うわーーー!来てくれるかなぁ「待ってる」って言ったけど、その前に聞こえてたのかな!?」

「いろいろ大変だなお前も。」

「……」

海斗さんまたいるよ!

「大丈夫だ、もう慣れた」

慣れさせてしまった。

「んで、どうだった?」

「思ったこと、全部はいえなかったですけど…」

私は樹里ちゃんとの出来事を全部話した。

「うん、まぁいいんじゃね?」

「え、そんな軽くていいんですか?」

「まぁ、後は鈴木次第だ。」

「そうなんですか。」

それでもやっぱり不安だな、私の言葉、ちゃんと届いてるといいけど。

不安そうな顔をしてる私に海斗さんはポンポンと頭をなでる。

……ポンポン?

「まぁ、お前の思いはちゃんと鈴木に届いてるよ」

……ポンポン?

「じゃぁな」

……ポンポン?

……ポンポン?

海斗さんが教室のドアを閉めて出て行く。

思わず頭に手を置く。

「うそ……」

ヤバイ、顔が熱くなってきた


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