君と学校で

第三者としてみてみる

おいおい。

海斗のやつ、なにマドンナ山本春日美に告られてんだよ!!


志音さんみてんだろうが!

とゆうか色んな人がみてるだろ、恥ずかしくねーのかよ。


校庭のど真ん中なんだぞ。

あれ、でも。マドンナ泣いてるな……。

降ったってことか?


の前にマドンナ。
男子には興味が無かったんじゃなかったっけ?

いや、「海斗以外の男子には興味がない」ってか?


はぁ~。


「海斗め、不器用なんだよ!!」

思わず声を出してしまう。

幸い、ここは教室。
俺の声が海斗に届くことはない。



実はさっきまで水城志音のことを教室から見ていたのだった

そしたら海斗がコクられてて.....




志音さんはその場から走り去っていった風音を追いかけに行ってしまった


あぁ、そうか。

風音もか………。


風音も海斗の事、好きだったんだな。

何年くらいの片思いだあいつ……。


さっさと告ればいいものの。


「まぁ、あいつも臆病だしな~」

俺は一人で笑う。


すると誰もいない教室から聞き覚えのある声がした。

「友哉さん、風音…………ここに来てない?」


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