君と学校で

屋上の使い方

それから時間が流れ。


昼食。


友哉さんは海斗さんと一緒に昼食をとっていた。

「友哉さん」

「ん?」

さっきまで海斗さんと話していた友哉さんだが突然の呼び掛けに少し驚く。


「ちょっと話があるからついてきて」

「何?今話せばいいじゃん」

「そうなんだけど…」

そういって私は海斗さんをチラッとみる。
それをみた友哉さんが理解する。


「……了解。話長くなるだろ?昼休みでもいいか?」

「うん。そのほうがいいかも」


そんな私達をじっと見つめる海斗さん。

そんな海斗さんを不思議に思ったのか、友哉さんが聞く。


「なんだ?海斗」

「………別に」

そういって海斗さんは食事を止めて椅子から立ち上がり教室を出ていってしまった。

「素直じゃねー奴」

「え?今なんて?」

「別に」

なんて言ったんだろ?
うまくききとれなかった


「じゃあまた後で、昼休みにな」

「うん、またね」

そういって私は友哉さんと別れた。

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