君と学校で
誰か…誰か俺を止めろぉーーーーー!

どこまで走ってんの俺?

とゆうかなんで走ってんの俺?

とゆうかもう終業式始まってね?

とゆうかなんで海斗も追いかけてきてんの?

とゆうかもうあきらめて去れ海斗ぉ!!


「お願い!マジでお願い!もう追いかけるのやめてくれ、もうなんで逃げてんのかわからなくなってきたから!」

「俺だってなんで追いかけてんのかわかんねえよ!」

「止まれ!」

と俺が頼むが。

「お前が止まったら止まるから止まれ」

と返す海斗。

「お前が先とまれ!」

「いいやお前が先に」

とつまらない意地をはる二人…もちろん俺達は走ってるので汗はだらだら。


なんで俺はこんな幼稚な事を!てかもう終業式終わってねーか?

止まるか?

いや、でもそうするとあいつに従ったみたいだし。


「海斗!頼むから止まってくれぐほッ!!」

ガンッッ!という大きな騒音

共に俺の頭に激痛が!
いて!え?何これ?

そんな俺に呆れながら海斗が近付いてくる。

「ずっと後ろみて走ってるから壁にぶつかるんだよ、バカかお前?」

あ、そうゆう事か。

後ろみて走ってたから曲がり角で曲がらずぶつかったんた。

俺って……バカ。

そう考えてたら聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「二人とも、何やってんの?」

「「……あ」」

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