初恋~First Love~
「昨日、バイトから帰ったら家に誰も居なくて、バイト先の子が、家においでよっていってくれたから行かせてもらったの。
その子一人暮らしで、色々してたらふたりで知らない間に眠っちゃって、携帯はマナーモードにしてて…」
あながち嘘じゃない。
「ごめんなさい」
はぁっ
翔太がため息をついた。
「でも、よかったよ」
そして小さい声でそうつぶやいた。
「これからは、絶対連絡しなさい。
みんな心配するんだ。
もう少し考えて行動しなさい」
「ごめんなさい」