初恋~First Love~
翔太は一人暮らしをしている。
それを良い事に、あたしは結構翔太の家に泊まっている。
あたしの家よりも、学校が近いからいつもより少し多く眠れるのがうれしい。
最初のほう、お母さんはだめだって言ってたけど、今はもう何も言わなくなった。
お父さんには、内緒だけどね。
「ほいほい、学校行くよ!」
「うん」
翔太に促され足早に学校に向かった。
だんだん日差しが強くなってきた。
そろそろ夏が近いのだ。
「おはよー」
「おはぁ」
みんなとの挨拶は昔とかわっていない。