I'll love you forever
学校に着くと、校門で舞が待っていた。
「おはよ!」
「おはよー☆ いきなりだけど、昨日ぼーっとしていた理由教えて!」
・・・っていきなりかい!まぁいいけど 笑
「教室でね」
「えー」
教室に着いたけど、時間が早いせいか誰もいなかった。
「早く教えて!」
舞が催促するかのように言ってきた。
「あのね、うち大宮先生のこと気になってるんだぁー・・・」
「え!? まじで!?」
「うん・・・」
俯いて答えた。
「そっかー・・・ てか香歩って恋とかしたことないの?」
「したことないよ。」
「そうなんだぁー・・・ うちは香歩のこと応援するよ! 頑張ってね♪」
「ありがとう☆ 頑張るね!」
「てか今日って理科あるじゃん!」
「ましで!? 先生はいいけど、理科全然ダメ・・・」
「えー あっ、じゃあさ放課後教えてもらえば? ちょうど5・6時限目にあるし☆」
「じゃあ舞も一緒に教えてもらおーよ。」
「ゴメン! 今日からバイトなんだ。」
「えぇっ、舞のバカー 泣」
「ゴメンって! 今度なんか買ってあげるから。」
「本当!? じゃあ、メロンパンがいい!」
「OK~♪」
キーンコーンカーンコーン
「授業始まるから席戻るね!」
「うん!」
そうして、高校最初の授業が始まった。