カミツグ!!〜The six elements.〜
「お前ら〜大丈夫か?!」
「ケイ!!」
「ケイシ!!」
スフィンクスをソープケージで閉じ込めた直後、傷だらけのケイシが来た。
「遅くなっ…って…やってんじゃねーか」
ソープケージに入っているスフィンクスを見て、ケイシはニヤリと笑った。
「あれ、つか王は?」
「あぁっ!!」
「王、王!!」
「……んぅ…スピー…」
「「「なっ!!」」」
王は、疲れていたのか…寝ていた。
ペイルブルーが入ってるらしい箱を抱きしめて。
「チビ?!」
ケイシは子供の王に、案の定驚いていたけど。
「ライラ、やったな」
「…うん。シュリちゃん…ありがとう、そして…ごめんね…」
「…礼は言わなくていい。我こそすまなかった」
「てめぇらの手柄だな!!」
満面の笑顔でそう言うケイシ。
………ボク、やっぱりケイシは何か持ってると思う。
そう思えるほどに…ケイシを慕っているんだ。
ありがとう、ケイシ。
ボク少し、成長したよ。
END