カミツグ!!〜The six elements.〜
「何だ…てめぇは…」
金のくるくるでふわふわな髪に、青の澄んだ瞳。
そして、左右で色が違う白と灰の翼。
「この人が、カミヤ ケイシ?」
「ククッ…そうだ。イーヴルマナク様の…新しい玩具」
玩具…だと?!
この俺が…っ?!
「ふざけんじゃねぇぞっ!!誰が玩具だゴラァ!!!」
「よく喋る玩具だな…ククッ…クククッ」
「ケビン、冗談は止めて」
「分かったよ、エアリィ」
つか、マジ誰だよ、こいつ…
「…私の名は、エアリィ・マクビティー。天使と狼族のハーフです。よろしく」
天使と…狼族?!ハーフ?!
「…禁忌を犯した、天使と狼族の子だ」
「禁忌?ダメなのか?そういうの」
一応敵なのに、俺はケビンにグイグイ近寄った。
「…ケイシには説明ばかりしてる気がするが…ククッまぁ良い。そういうのは、ダメだ」