カミツグ!!〜The six elements.〜

「別に呪いって言っても…治癒魔法は使えるんだぞ?治癒魔法は人の役に「立つかもしんねー。でもそれは、そいつが怪我するのを待った上で行う魔法だ。そんなの俺は嫌だ。自分の手で、護りたいものは護るんだ。そのために必要な魔法なんだ」

「…そうか。分かる気がする。お前のそういうとこ…」

「あなたにそっくりだものね♪」

「母さん…」
「お袋…」

「よし、契嗣。今から修行を付けてやる。呪いは解けるか知らんが、俺の知っている自然魔法を伝授しよう」

「マジ?!よっしゃ!!」

「だが、俺は厳しいぞ」

「そうこなくっちゃ!これは俺の使命だからな!!」

この言葉は、自分で言っててすげぇ納得した。

俺、神を継ぐものとして…人を救って生きて行くという使命を受けてるんだ。

そう思った瞬間、何故か笑みがこぼれた。



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