カミツグ!!〜The six elements.〜
「ふぅん…。てか、良いんじゃねーか?そんなの、他人が決めた価値観だろ?俺は別に禁忌?でもねーと思うけど」
「…!!」
俺と、目を丸くしているエアリィを交互に見たケビンは、
「ククッ…ケイシは面白い…」
口元に手を宛て、少し屈んで笑った。
「ケイシ…あなたは…魔界の裏を変える人…」
「は?どういう意味だよ、エアリィ」
「…魔界の裏は…ごみの集まる場所」
「ご…み…?」
どういう意味だ?
「あぁ…オレ達ごみが、魔界から落とされる場所だ……」
「禁忌を犯した者が、魔界に悪影響を及ぼすと判断され…ここに集まるの。だから、私達はごみ」
「なっ…!!んなことっ!!意味わかんねぇしっ!!」
何がごみだっ!!
同じ魔人だろ?!
俺はその話を聞いて、わけが分からなくなった。
そして、スフィンクスを思い出した。