カミツグ!!〜The six elements.〜
「は?クククッ…髪はプリンみたいだけどな。あ、上が金で下が黒だから違うか。金の部分少ねぇな…(笑)だが、顔は美形だろう」
「うんうん。その髪も似合ってる!!目に黄色が混ざってるのも綺麗!!」
「は?何言ってんだ二人して。美形?まさか。刀儀やアシュリーの類じゃねーぞ、俺。つかプリンじゃねぇしっ!!ファッションじゃゴラ」
「何だお前、気付いてないのか?」
「何が?」
「気付いてないの?」
「だから何が?」
「「(ダメだこりゃ…)」」
二人は、契嗣の無自覚さに肩を竦めた。
「何がだよ!!」
何が美形だゴラ!
お前らのがよっぽどだっ!!
し・か・も、何を俺が気付いてねぇってんだ!!
契嗣は、悶々とそれを考え続けた。
そうこうするうちに、城に着いてしまった。
イーヴルマナクが居る城に。