カミツグ!!〜The six elements.〜

「はい。魔界の裏の情報を集めましょう」

「……………………情報集めてどないするん?」

「ケビンが全て教えてくれるわけではないので、魔界の裏がある真の目的を知りたいのです」

「イーヴルマナク様に直接聞いたらぁ?」

「………イーヴルマナク様に会うためには、危険を犯さなければなりません」

「危険…ですか?」

「はい。魔界の裏には、許可なく入って来た者を抹消するシステムがあります。いくらケビンでも、私達を引き入れることは出来ません。魔界の裏の門まで迎えに来ることは出来ても」

「だから…まず、情報収集してぇ…秘密を探るわけねぇ?」

「はい」

「…………………分かった」

「マルも、やりますです!!」

「では、取り掛かりましょうか」

しかし、ライラだけはノレずに居た。
アシュレイが心配で浮かない顔をするライラは、まるで空に広がるグレーの雲のようだった。



END



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