カミツグ!!〜The six elements.〜
「テレポートすれば良かったんじゃね?」
「あぁ。オレは移動魔法が苦手でな。あまり使いたくないんだ」
なるほど…だから城に直接行けなかったのか。
ケビンの弱点見っけ〜プフッ!!
「おいケイシ、笑うな」
あ…しくった。
笑い零れてたわ(笑)
ケビンは眉を寄せて、しかめっつらをしつつ、城の中へと俺を導いた。
「イーヴルマナク様、今日は体調良さそうだね」
「あぁ。いつもこうだと良いのだが」
「?何だ、それ」
体調?どっかわりぃのか?イーヴルマナクは。
「いずれ…いや、今にも分かる」
ケビンの意味深な返答に、俺は「ふぅん」とだけ言い頷いた。