カミツグ!!〜The six elements.〜
「わりぃがケビン、あいつは俺の仲間だ。やるなら俺にやらせろ。んで……頼みがある」
「…………何だ」
「あぁ。俺が――……」
ケビンに俺がすることを伝えると、
「……!!ふざけるな!!今お前にそんなことは…!!」
眉間にシワを寄せ、怒鳴る。
「頼む」
借りを作るのは嫌だが、仕方ない。
ケビンにしか頼めないことだ。
「ケビン、私もお願い」
「エアリィ…」
エアリィも、涙を浮かべながら俺に加勢してくれた。
「だが…ケイシが……」
「頼むからな。俺は先に行く。早く来いよっ!!」
「ケイシ!!」
バタンッ
「「…………」」
「無茶にもほどがある…」
「ケイシは、そういう人なんだよ。そういう人だからこそ、皆を引き付けるんだよ…」
ケビンとエアリィは顔を見て、微笑し合った。