カミツグ!!〜The six elements.〜
「よぉジジィ」
「何じゃ坊主、戻って来たのか」
「おう。まぁな。一応ここに入る決心が付いたんで」
「ほう」
「で、条件が一つ」
「何じゃ」
「親父とお袋は関係ねぇーから巻き込むな」
「……坊主の親父さんは魔法が使えるのじゃろ?」
「あぁ。リョクから聞いたのか」
ジジィはゆっくり頷いた。
「だが、魔法が使える以上、親父さんはここに連れて来ねばならん」
「だから俺が変わりだと言ってるだろ!!俺は、親父とお袋には離れ離れになって欲しくねぇんだ!!」
「………分かった。お主の条件を呑もう。じゃが、このワシからも一つ、条件じゃ」