カミツグ!!〜The six elements.〜
「一人で…来んなよな…バカが…」
ゆっくりと、我の背中に腕が廻る。
「何やってんだ…アシュリー…」
強く、強く…ケイは…強く、抱きしめる。
「ふっ…ぐっ…ケイっ………ケイ!!…ごっごめん…ごめんなさいっ…」
ボロボロと溢れる涙に、もう精神は崩れ落ちそうだった。
「バーカ。助けに…来てくれた…んだろ?だけど…お前、怨む相手が…ちげぇよ…」
ケイは、我をそっと離した。
怨む相手が…違う?
どういう…ことだ…?