カミツグ!!〜The six elements.〜
だけど…
「わりぃ…ケビン。怪我が…思ったより酷くて…外が塞げねぇ。お前が……塞げっか?」
中の傷で魔力を消耗し過ぎて、外の傷を塞ぐだけの魔力がもうねぇ。
「……当たり前だ。オレは、中も外もやるつもりだったしな。任せろ」
「おう…色々わりぃな、マジ」
俺がニィッと笑うと、
「オレが、これからお前に、その言葉を言う羽目になるだろうがな」
ケビンはふっと眉を下げ、口元を少しあげた。
「ふっぐ…ふえっ…」
泣き声。エアリィか。
心配かけちまったな…。あんとき加勢してくれたときから、多分もう泣きそうだったと思う。
「エア…リィ?」
「ふっ…く…ケイシ!!」