カミツグ!!〜The six elements.〜
俺が呼んだからか、エアリィは翼をはためかせて飛んで来た。
「泣かせて…わりぃな」
「喋らないでっ…くっ…まだ傷、塞がってないよっ……」
あ、グロかったか?(笑)
「わりぃ、な。でも俺は死なねぇから。泣く…な?」
俺は、血だらけで汚いかと思ったが、左手の人差し指でエアリィの涙を拭う。
「う…〜〜っ、!!むっ…」
あ、汚れなかった。
口を結んで、泣くのを堪えるエアリィは、ちょっと可愛かった。
「ははっ…お前、可愛いな…」
「!!なっなななななななっ////!!」
"な"多っ!!(笑)
怪我して俺もイッちまったかな(笑)
「ったくケイシ、お前プレイボーイ気取りか?行くぞ?」
「ちょっマジかよ…」
姫だっこされてっし俺。
超恥ずかしいし、ダセェんすけど…(泣)
「お前の身体を知れる大いなるチャンスだ。楽しみだ。ククッ」
…こんな奴に任せて、俺は大丈夫なのだろうか…?
一抹の不安を抱いたまま、俺は城の中でケビンに手術された。