カミツグ!!〜The six elements.〜
「ふふっ…嬉しい…」
頬を染めて恥ずかしそうに笑うエアリィに、何か胸がくすぐったくなった。
「つーか。ケビンは?」
「あっ!!ケビンは、手術の準備してるよ。イーヴルマナク様の容態が安定してるうちに、自分のやれることだけやるっ…て」
流石ケビン。
つーことは、今日イーヴルマナクの種を取らねぇとだな。
「うっし!!」
「!?」
「気合い入れた!!俺に何が出来っか分かんねーけど…やってやる!!」
「…………ケイシ…」
プランとかはねぇ!!
だけど、イーヴルマナクが生きることを諦めない限り、大丈夫…。そんな気がすっから。
「行くぞ、エアリィ」
「うん!!」
俺は朝日を背に受け、ゆっくりとケビンの元へと向かった。