カミツグ!!〜The six elements.〜
「とりあえず、今からオレがイーヴルマナク様に麻酔をする。そうしたら心臓辺りにメスを入れ、種を見つける。そこからケイシ、お前に託する」
「あぁ。了解だ」
ニィッと笑った俺に、ケビンも少しだけ笑った。
ちょっと表情が硬いな。大丈夫か?
「緊張すんなよ」
「それを言うなバカ…」
バシィッ
「痛っ!!…ケイシお前っ…痛いから…」
「てめぇが変な顔してっからだよ」
背中叩いたから、まぁ大丈夫だろ。
小さい頃親父が言ってた。
緊張したら背中をどつけって。
自分じゃ出来なくて、意味無かったけど、人にならやれるかんな(笑)
「ケビン、頑張って!!」
エアリィのその言葉に、ケビンはさっきより自信に満ちた顔で頷いた。