カミツグ!!〜The six elements.〜
「ケイシ、言っておくが切るなよ。種から出た茎や根は」
「は?何で?」
「魔力が漏れるからだ。イーヴルマナク様は、その種に魔力を常に吸われている。だから茎や根を切ると、その魔力が大量に放出され、イーヴルマナク様もこの城も…破滅だ」
ま、マジかよ…
「切らずに、どうにかして種を外してくれ」
「…言っとくけどプランねーからな、俺」
「分かってる」
フッと笑ったケビンは、
「始めるぞ」
真剣な顔になりメスを握り締め、予め用意されていた心臓の位置までの梯子を登り、その上にある板に足を置いた。
「何か…危なくね?」
せめぇし。
「大丈夫だよ。バランス取れば(笑)」
大丈夫じゃねー!!
バランス取れないとダメってことじゃん。
危ねぇし、普通に危ねぇしっ!!
つか俺それに後から乗るんだろ?
いや、マジ無理なんすけど…(汗)