カミツグ!!〜The six elements.〜
「だったら自分に正直に生きれば良い」
あっけらかんと言う俺に、
「ケイみたいには…無理なんだ…!!闇がある我には…、無理だ…」
また否定的に言うアシュリー。
闇?んだそれ。
「光があれば、闇がある。…付け上がってんじゃねーぞ」
「つ、付け上がる…?!」
「あぁ。誰にでも闇の部分はある。そんな奴らが居るこの世界で"闇があるから正直に生きられない"なんてほざくんじゃねぇ。ふざけんのも大概にしろよ?てめぇは、仲間も、絆も、人からの心配も…全てを与えられてんだぞ。付け上がんじゃねぇってのは、そういうことだ。闇に囚われ過ぎるな。光に変えられる闇を捨てるな。バカチンが。…あ、リョクー?用意出来たかぁー?」
スタスタスタ…
俺はそれだけ言い、リョクの近くへ足を運んだ。