カミツグ!!〜The six elements.〜
そして俺達は、対抗策について集めた情報を元に考えた。
………これしか、ないよな…
俺は息を呑んだ。
「…………契嗣…お前の祖父が居るんやろ?」
刀儀が俺の顔色を伺う。
「あぁ…。でも、これしかない」
俺がそう言うと、
「キジィーム様のことです。きっと…簡単には死なない。それくらいしても、弱るだけかもしれません…」
眉間にシワを寄せて、唇を噛むリョク。
「じぃちゃんは、きっと許してくれる…それに、神の血が俺より濃いはず。諦めなければ、じぃちゃんは生きられる…俺は、そう信じる」
「……ケイシさん…大丈夫です…?」
マリスの不安げな声が耳を貫く。
大丈夫…なわけない。