カミツグ!!〜The six elements.〜
お袋がアードリーを抱き抱えると、
「キュピィッ♪」
いつも通り、可愛くなった。
「「か…可愛くなった…(汗)」」
おいおい(笑)
つーか。
「なぁ親父。じぃちゃんって…魔界の支配者的存在の、キジィームに取り込まれたって本当か?」
「「……………」」
あぁ、本当か、やっぱ。
親父とお袋の苦い顔に、確信した。
まぁ…本当なのは当たり前だな。
キジィームの息子の、イーヴルマナクに聞いたんだから。
「誰から……聞いたんだ」
親父は鋭い視線を送る。
「キジィームから、捨てられた息子からだ」
「!!…………あいつ…自分の息子にまでそんなことを………!!」
親父は、悔しそうに唇を噛み締めた。