カミツグ!!〜The six elements.〜
「アシュリーは色々と言い過ぎです。もう少し優しげに話せませんかね」
リョクはアシュリーを見ながら、呆れたように肩を竦める。
「リョク兄さん!あんまり怒らないであげてよ」
それをライラが必死に庇う。
い…いい奴過ぎる!!
「怒ってません…が、アシュリーはついつい人の私情に口を出してしまうところがあります」
「す…すいません、リョクさん」
アシュリーはシュンとしている。
珍しい…ま、今日会ったばっかだし、珍しいのかどうかは定かじゃねーけど(笑)
「で、リョク…仕事の内容は?」
「あぁ、ケイシには説明しなければなりませんでしたね」
リョクは俺を引っ張るのを止め、きちんと歩かせながら話し始めた。