カミツグ!!〜The six elements.〜

「契嗣、お前の為だ」

「え………」

俺の、為…?

「お前が過ごす未来を、少しの間だけでも、平和にしてやりたかったんだ。そして…いずれ神を継ぐお前に、キジィームを倒して貰いたかった…」

少しでも、平和に…。俺の…為に。

じぃちゃんの…思い。

「俺は…キジィームを倒すと決めてる」

ボソッと言った俺に、

「分かっているさ、お前のことくらい。親父だからな」

手を伸ばし、頭をくしゃくしゃと撫で回してきた親父。

「わりぃな、親父。親父の親父、俺の手で死なせるかもしれねぇ。また…俺が、人を死なせるんだ…」

自分の眉間に、シワが寄ったのが分かった。



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