カミツグ!!〜The six elements.〜
よし、飯にするか。
腹が減る。
それが俺が生きている証拠。
俺は路地裏から朝日を浴びに、外の道へと足を出した。
「?!」
道に出る寸前、俺の目の前に一人の男が倒れた。
ドサッ
だっ誰だ?!
そいつは血だらけで、息も絶え絶えだ。
ヤベェ。早く治療しねぇと。
だけど…こいつをやったのは誰なんだ?
俺は顔だけを外に出す。
眩しさに顔を歪ませつつ、辺りを見回した。
「…誰も…いねぇのか…」
だが、人一人居なかった。
「ぐ…うぅ…」
「うぉっ…お前、大丈夫か?!」
「う…く…」
「よし、俺が助けてやっから……キュア!!」
ボウンと『field』(フィールド)が出て、俺は目一杯力を出す。
さっき自分の傷治すんじゃなかったなぁ…と、しみじみ思いつつ(笑)