カミツグ!!〜The six elements.〜

「ふーん。何か、ワケアリみたいだな。ま、オレは厄介ごとは嫌いだから、巻き込むなよ」

ツンとした言い方だけど、これは彼なりの気遣いと励ましだ。

「多分、いずれは巻き込まれる形になると思うよ。だからサリーも、気をつけてね」

「…冗談でも本気でも、オレの平穏を壊すなよ」

こんなこと言いながらも、サリーは分かってる。
覚悟はとっくに出来てるんだ。

「……。これ、ありがとね!!…副作用はある?」

自分で生み出す魔法じゃない為、多少の副作用は覚悟しなくちゃならない。
それに、強力な魔法なはず。
きっと…危ないんだろうな。

「分かりきったことだろ?生死の境をさ迷うかもしれない。それでもお前は、お前には、これが必要なんだろ?」



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