カミツグ!!〜The six elements.〜

「……ねぇや…!!マリスねぇやってばぁ!!」

あっ!!いけない!!
セーちゃんを無視する形になってた!!

「す、すみませんセーちゃん…(汗)ねぇや、少し考えごとをしてましたです。でも、セーちゃんの魔法を見て元気出たです♪ありがとうございます、セーちゃん♪」

マルはそう言い、ふわふわしたセーちゃんの頭を撫でた。
照れたようにギュッと口と目を結ぶセーちゃんは、マルの心を和ませる。

「セーちゃん」

マルはセーちゃんの名前を呼びながら屈み、グイッと近付いた。

「なぁに?マリスねぇや♪」

セーちゃんはご機嫌なのか、ニコニコしている。

セーちゃんに、これだけは言っておこうと、マルは口を開いた。

「ねぇやはですね?戦いに行かなきゃならないんです。もうじき…。…あと少しで、おっきーな怪物さんと戦いますです!!」

「?おっきーな怪物さん…?」

「はいです。それはもー恐ろしいです!!」



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