カミツグ!!〜The six elements.〜

ジャリッ

砂を擦るような足音が聞こえ、俺が振り返ると、リョクが居た。

「あれ…リョク?」

久しぶり…だけど。
どうしてここに?

「ケイシ、ザビルス校長は、私達の味方です」

「…!!」

…そ、そうか。
リョクはジジィに一番近い存在だ。
確か、秘書のようなことをやっていると聞いたような気がする。
多分…(笑)

…だから、ジジィが味方だと断言出来るわけだな。

「…坊主、ここじゃいかん。ワシの部屋で話そう。全てを」

…全てを、だと?
どういうことだ?ジジィも…キジィームに苦しめられてんのか?

ジジィも…キジィームを倒したいって思ってんのか?

俺は、無意識に眉を寄せていた。



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