カミツグ!!〜The six elements.〜
我が儘なのは分かってる。
それが皆にとってリスクでしかないことも。
でも、それでも俺は…自分に嘘は吐けない。
最初は皆に迷惑を掛けたくないから…じぃちゃんもキジィームもろとも葬ること宣言した。
だけどそれは、俺らしくない気がするんだ。
ただがむしゃらに突っ走って来た俺。
突拍子もないことをやってしまう俺。
ひたすらに、ばぁちゃんに言われたあの言葉に沿える人になる為に…
それが俺なんじゃないか。
俺はゆっくりと拳を作り、力を入れた。
ジジィは俺の言葉に、返事もせずに俯いている。
「………ジ「フェーッフォッフォッフォ!!傑作じゃな、ケイシよ!!お主はやはり、神の血筋じゃ!!」
「!?」
突然笑い出すジジィに、俺はびっくりして声も出せなかった。