カミツグ!!〜The six elements.〜
「それでは後日、お主達が出発する日を教えよう。他のものには教えるのかの?」
「あぁ。あ、皆には言わなくていい。俺と刀儀は、それぞれ別の修業をしてることにしといてくれ」
皆に、嫌な波紋が広がるのも良くない。
『何故自分を連れていかなかったのか』…とか。
まぁ、俺の考えていることが分かる奴は、きっと理由が分かるだろう。
「そうじゃな。ではま、今日はさっさと寝て…出発の日に備えよ。お主達には…期待しておるからの」
「…あぁ。必ず、もっと強くなる」
俺は決意を示すように、拳を強く握った。
なにものにも立ち向かえる『強さ』を、俺は手に入れる。