カミツグ!!〜The six elements.〜
「おい、刀儀!!親玉探すぞ親玉!!」
「えっ…本気か?契嗣…」
「え、逆に本気じゃなかったらどーすんだよ。方法ねぇし。何もやらないよりマシだろ」
「流石、契嗣やなぁ…」
何だそれ。
つか、その苦笑いは何なんだよ。
俺は刀儀からフンッと顔を逸らして、ズカズカと森を進んだ。
サササ…
ん?
何か…来る?
俺は、耳を澄ませた。
「契嗣っ…早いわ…」
「しっ。刀儀。静かに」
「…?」
ザササササッ
ザサササササササッ
急に辺りが暗くなった。
…頭上か!?
ドスンッ!!
「「うわっ…!!」」
俺達の目の前に、何かが現れた。
砂埃で前が見えねぇ。