カミツグ!!〜The six elements.〜
「へぇ…寿命が削れたとか分かる薬があんのか…」
「正確に言うと、精神魔法を使う医療関係者にその薬を飲ませ、魔法で効果的に体内を調べるという形をとります」
「む…めんどくせぇな…」
「ですが、一番効果的なのです」
「そうか…うん。わかった。サンキューな、リョク」
「はい。ではケイシ、修行頑張って下さい」
リョクは俺にそう言い、校舎に戻って行った。
カツ…カツ…
「ん?」
今さっき結界の中で戦っていた奴が、出て来たみたいだ。
「あれ?あなた…」
金髪のショートカットにデカい瞳。
「あぁ、わりぃ。さっきの修行、ちょっと見てた。何があってんのかわかんなかったけど」
「そうでしたか〜はじめましてですね。マルは、マリス・クルタンです!!よろしくです」
「あぁ、俺は神家 契嗣。よろしく」