カミツグ!!〜The six elements.〜
「あ、そういや久しぶりだな、アシュリー」
俺がにこりと笑うと、
「気色悪い顔を向けるな」
アシュリーはフンッとそっぽを向いた。
「おめぇはいちいち…」
「グルル…」
明らかにさっきと雰囲気が違くなったアードリー。
「おい、アードリー…威嚇はすんな」
「グフッ」
渋々と言った感じで、アードリーは引いた。
「何なのだ…このわけの分からん派手な犬は」
「わかんねぇよ、俺も。とりあえず、さっき鳥から変身したんだ…この姿に」
「動物が?!まさか…いや、化学研究所から抜け出した動物かもしれないな」
「化学研究所?」
「あぁ、薬や魔法などを開発する研究所のことだ。この学校内の施設だ」
へぇ…んなのがあんのか。