カミツグ!!〜The six elements.〜
「うん!!一人抜け「やめろライラ!!」
ライラがマリスの質問に答えようとしたとき、アシュリーが必死の形相で止めた。
「?!だっ大丈夫です??」
!?
どうかしたのか?
何か、あったのかもしんねーな。
アシュリー、すげぇらしくない顔してる。
全てを、闇に溶かしたような…そんな瞳になってる。
俺は、心配そうにしているマリスに「少しそっとしてやれ。気にするな」とだけ囁き、その話題を終わらせた。
俺は何も聞かねぇよ。
お前らの過去のことなんて、きっと俺には出る幕ねーしな。
「……………着いた?」
ずっと窓の外を見ていた刀儀が、ふと呟いた。
「マジ?」