カミツグ!!〜The six elements.〜
俺も釣られて窓の外を見ると、鮮やかな水色の海が広がっている町並みが見えた。
「すげぇ…」
俺はそう言いながらも、アシュリーとライラをチラ見する。
隣合わせに座っているせいか、すげぇ気まずそうだ。
まぁ、ライラがだけど。
「ほんとっ綺麗です!!」
マリスも気を使ったのか、俺の独り言に笑顔で答えてくれた。
「…………ん」
「ねー何処らへんで留めるのぉ?」
ミルハが、少し後ろを振り向きながら俺達に確認してきた。
「また転送しますから、町の入口に着いたら言って下さいです!!」
「あーそうだねぇ、うん、それがいっかぁ」
ミルハは、マリスの言葉に一人うんうん頷いていた。