カミツグ!!〜The six elements.〜

「おい…刀儀…大丈夫か?」

「…………大丈夫や…あらへん…」

待っていた刀儀達の元へ戻ると、すげぇ量の荷物を持たされた刀儀が居た。

「ツルギさん!!転送するんで、そこに置いておいて下さいです!!」

いやマリス、もう置くに置けねぇんだよ。

「ツルちゃーんっコレ、あたしに似合うぅ〜?」

「……………べっぴんさんやで、ミルハ」

すげぇ苦しそうなのに、素直に褒めるとこは刀儀の優しさだな、と感じた。

「あ、刀儀。聞きたかったんだけど…ここの通貨知ってるか?」

「………??知らへんの?契嗣…」

「あぁ。だいたい学校で支給されるだろ、何でも」

「…………何処かの町に行かへんかったん?」

「俺、村にしか行ったことねぇ」




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