空へ
しかし、陽菜も理沙も、歌うまかったなぁ…。
そう思った時、ふとあることに気付いた。
あれ?
そういえば、あの大人しくて小さい子…
良美は歌わなかったな。
実は音痴で歌うのが嫌いとか??
うーん、音痴そうには見えないんだけどなぁ…。
いや、ちょっと待てよ。
そういえば、俺って、良美と話したこと、あるっけ?
…ってか、良美の声、聞いたことあるっけ??
−次の日−
部活の帰り、気になる良美の事を一緒に下校している陽菜に聞いてみた。
「あんな、陽菜。何で良美って何にもしゃべらへんの?無口どころの話やない気がするんやけど」
転校して、もう4日経つが、未だに良美の声を聞いた事がない。
「うん…良美、声が出ないんだ」
人と話す時、陽菜は大抵相手の顔を見てしゃべるが、下を向いて話した。
「え?何で声出ーへんの? 元から?」
「元からじゃないよ。急に声が出なくなったの…」
陽菜はずっと下を向いたままだ。
聞いちゃまずかったかな…。
そう思った時、ふとあることに気付いた。
あれ?
そういえば、あの大人しくて小さい子…
良美は歌わなかったな。
実は音痴で歌うのが嫌いとか??
うーん、音痴そうには見えないんだけどなぁ…。
いや、ちょっと待てよ。
そういえば、俺って、良美と話したこと、あるっけ?
…ってか、良美の声、聞いたことあるっけ??
−次の日−
部活の帰り、気になる良美の事を一緒に下校している陽菜に聞いてみた。
「あんな、陽菜。何で良美って何にもしゃべらへんの?無口どころの話やない気がするんやけど」
転校して、もう4日経つが、未だに良美の声を聞いた事がない。
「うん…良美、声が出ないんだ」
人と話す時、陽菜は大抵相手の顔を見てしゃべるが、下を向いて話した。
「え?何で声出ーへんの? 元から?」
「元からじゃないよ。急に声が出なくなったの…」
陽菜はずっと下を向いたままだ。
聞いちゃまずかったかな…。