空へ
良美の過去
一年半前、陽菜達が中学校の卒業間際の時期、良美には4つ上の大学生の彼氏がいた。
大学生の彼氏は、友人と二人暮らしをしていて、良美は受験勉強もそこそこに、毎日彼氏の家に遊びに行っていた。
ある日、良美がいつものように彼氏の家に行くと、春休み中の彼氏が良美を招き入れるのだが、その日はたまたま留守で誰もいなかった。
合鍵を持っていた良美は、家の中で待つことにした。
合鍵を持っているといっても、良美は彼氏とセックスをしたことがない。
プラトニックな恋愛だった。
Hを要求されれば、してもいい…。
だけど、処女の良美は、本音を言うとセックスが恐かった。
あれをすれば、自分の何かが変わってしまうような気がした。
その変わったものが、いいものなのか、悪いものなのか分からない…。
だから恐かった。
彼氏はそれを察してか、良美にセックスの要求はしなかった。
私、すごく大事にされてる…。
それが彼氏の愛だと信じ、その愛に応えるかのように、良美は日に日に可愛くなっていった。
良美が彼氏の部屋でしばらく待っていると、玄関でガチャッと音がした。
彼氏が帰って来たと思った良美だったが、部屋に入って来たのは彼氏ではなく、泥酔した彼氏の同居人だった。
「あれ?お前、あいつの女じゃん」
「あ、ども」
良美は、彼氏の同居人と会うのは初めてではなかったが、酔っ払った同居人は良美の知っている人ではなかった。
「前から思ってたんだけどさ、お前って小さくて締まってそうで、おいしそうだよね」
良美は同居人を『真面目な人』と記憶していた。
「やだ、何…?」
周りの空気が黒色に染まっていくような感じがし、良美は震えた。
「やだ、来ないでよ」
不敵に笑う同居人が、一歩、また一歩近づくにつれ、周りの空気はよりカオスに染まり、恐ろしさで立てなくなってしまった良美は逃げる術を失った。
それを見るや同居人は良美に襲いかかり、恐怖でジタバタすることさえ出来なくなった良美を難無く力で押さえつけた。
大学生の彼氏は、友人と二人暮らしをしていて、良美は受験勉強もそこそこに、毎日彼氏の家に遊びに行っていた。
ある日、良美がいつものように彼氏の家に行くと、春休み中の彼氏が良美を招き入れるのだが、その日はたまたま留守で誰もいなかった。
合鍵を持っていた良美は、家の中で待つことにした。
合鍵を持っているといっても、良美は彼氏とセックスをしたことがない。
プラトニックな恋愛だった。
Hを要求されれば、してもいい…。
だけど、処女の良美は、本音を言うとセックスが恐かった。
あれをすれば、自分の何かが変わってしまうような気がした。
その変わったものが、いいものなのか、悪いものなのか分からない…。
だから恐かった。
彼氏はそれを察してか、良美にセックスの要求はしなかった。
私、すごく大事にされてる…。
それが彼氏の愛だと信じ、その愛に応えるかのように、良美は日に日に可愛くなっていった。
良美が彼氏の部屋でしばらく待っていると、玄関でガチャッと音がした。
彼氏が帰って来たと思った良美だったが、部屋に入って来たのは彼氏ではなく、泥酔した彼氏の同居人だった。
「あれ?お前、あいつの女じゃん」
「あ、ども」
良美は、彼氏の同居人と会うのは初めてではなかったが、酔っ払った同居人は良美の知っている人ではなかった。
「前から思ってたんだけどさ、お前って小さくて締まってそうで、おいしそうだよね」
良美は同居人を『真面目な人』と記憶していた。
「やだ、何…?」
周りの空気が黒色に染まっていくような感じがし、良美は震えた。
「やだ、来ないでよ」
不敵に笑う同居人が、一歩、また一歩近づくにつれ、周りの空気はよりカオスに染まり、恐ろしさで立てなくなってしまった良美は逃げる術を失った。
それを見るや同居人は良美に襲いかかり、恐怖でジタバタすることさえ出来なくなった良美を難無く力で押さえつけた。